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【GMO】遺伝子組み換えのトウモロコシでラットのガン罹患率上昇。17か月後には5倍のラットが死亡

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フランスの研究者が遺伝子組み換え食品(GMO)に関する研究論文を発表し話題になっている。遺伝子組み換えのトウモロコシをラットに与えると、ガンの罹患率が上昇し、17か月後には対象グループと比較して5倍のラットが死んだそうだ。

ワールドWave BS1で放送された内容を文字起こししてみる。日本時間の9月21日午前2時にドイツの公共放送局である第2ドイツテレビ『ZDF(ツェット・デー・エフ)』が放送したニュース。

遺伝子組み換えのトウモロコシに警鐘 ガンの罹患率が上がる

警鐘を鳴らす研究論文です。フランスの研究者がラットに特定の遺伝子組み換えのトウモロコシを与えたところ、ガンの罹患率が上がり通常より早く死にました。

遺伝子組み換えの食品が人にリスクをもたらすのではないかとの議論が再燃しています。フランス政府は論文の結果が証明されれば、遺伝子組み換え植物を禁止するよう求めています。

ラットのこのような癌性腫瘍の原因はなんなのか、フランスの論文の結論は明確です。ラットが食べたアメリカのモンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシです。

研究論文の著者Gilles-Eric Séralini氏

「ラットの肝臓と腎臓には死につながる毒性の物質が見られました。4か月後に初めて現れるので非常に深刻です。とりわけ生後2年目にです。これまで産業界は短い期間しか調べてきませんでした。そのために気がつかなかったのです。」

17か月後には対象グループと比較して5倍のラットが死にました。トウモロコシのメカーはこの結果を疑問視しており、研究を調査したいとしています。フランスとドイツの農業省が介入しました。

ギーセン大学栄養学Michael Krawinkel教授

「ヨーロッパ食品安全庁はこのテーマに取り組むとしています。しかし基本的に遺伝子組み換え組織からなる食品には批判的である必要があります。」

遺伝子組み換えトウモロコシはヨーロッパで食品として認可されています。動物用飼料にもできます。

遺伝子組み換え大豆も同様です。輸入大豆の80%が遺伝子組み換え大豆だと想像してください。家畜に与えられたとしてもパッケージに表示義務はありません。

グリーンピースの Stephanie Töwe-Rimkeitさん

「バイオプロダクトを購入すれば遺伝子組み換え植物を避けられます。遺伝子組み換え植物は使われていません。飼料としてもです。あるいは遺伝子組み換え不使用の印に注目するかです。」

遺伝子組み換え植物の人への有害性についてはさらなる研究を待たなければなりません。

ZDF


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